May, 1, 2017, Tucson--米国の科学カメラ設計・製造メーカー、Photometrics、オランダの顕微システム開発企業Confocal.nl、は、新しいサブ回折限界の共焦点顕微鏡システムの市場投入を目的に提携した。Confocal.nl、Re-scan Confocal Microscope(RCM)は、Photometrics Prime 98B、世界初の裏面照射Scientific CMOSカメラを統合しており、超解像度イメージングに理想的なソリューションを提供する。
RCMは、通常の意味の顕微鏡ではない。予め位置合わせをしたオプティクスを収めたボックスであり、これはどんな顕微鏡にも接続して、それをサブ回折限界イメージングが可能な共焦点システムに変えることができる。RCMは、超解像度イメージングを可能にする「プラグ&プレイ」共焦点顕微鏡。RCMは、標準Cマウントアダプタを接続し、顕微鏡とカメラの間に設置するだけである。RCMは、超解像度イメージングが可能な「プラグ&プレイ」共焦点顕微鏡。
超解像度は、画期的なオプトメカニカル設計でRCMで達成される。RCM内部にスキャナ、リスキャナ、ピンホールがある。スキャナは顕微画像をスキャンし、リスキャナは画像をカメラチップに書き込む。仕組みは、リスキャナの掃引を二重にすることで、カメラチップに書き込まれる画像サイズが二重になるところにある。リスキャニングスポットのサイズは変わらないので、画像は、向上した170nm解像度でリスキャンされる。
Photometrics Prime 95Bといっしょに動作することで、95%量子効率、CMOSアーキテクチャのスピードで、超解像度画像が得られる。従来の共焦点顕微鏡と比較して、RCMが必要とする低出力レーザで、Prime 95Bの大きな11×11µmピクセルが、システム感度を向上させ、生きた細胞でさえも優れたイメージングが可能になる。1200×1200ピクセルアレイでは、Prime 95Bは、その高感度を大きな視野で実現する。
プラグ&プレイボックスとして、RCMとPrime 95Bは、どんな顕微鏡にも装着して、それを経済的なソリューションにする。
(詳細は、www.photometrics.com)