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ピコクワント、蛍光分光計と顕微鏡を結合

November, 1, 2016, Berlin--ドイツのR&D企業、ピコクワント(PicoQuant)は、モジュラ時間分解分光計FluoTime 300向けに新たなファイバ結合サンプルホルダを発売した。このホルダにより、MicroTime 100などの顕微鏡とのインタフェースが可能になる。このセットアップによってユーザは、顕微鏡にセットされたサンプルからの時間分解および空間分解発光スペクトルを簡単に記録することができる。
 時間分解蛍光分光法は、分子、複合体、半導体における励起状態動力学の研究で非常に重要なツール。分光計の能力を、小さな領域をプローブ、スキャンする顕微鏡の能力で拡大することで、広範なサンプルで発光挙動の空間依存性を研究する絶好の機会が得られる。例としては、この組み合わせにより、太陽電池研究に用いられるCIGSなど、半導体材料における構造的欠陥を局所化し特定できるようになる。
 そのような計測の組み合わせは研究センタの分析施設では非常に大きな価値がある。1つの使いやすいセットアップで分光と顕微鏡アプリケーションで可能性を拡張できるからである。ハイブリッドディテクタ、長い時間範囲を選択できる多用途TCSPCカード、バーストモードで動作可能なパルスレーザを備えていると、このセットアップは、化学、生物学、物理学、それにライフサイエンス、材料あるいは環境科学の分野で時間的、スペクトル的、空間的な分解能のほとんどの要求をカバーする統合ソリューションとなる。
(詳細は、www.picoquant.com)