May, 12, 2016, Logan/Durham--Wasatch Photonicsは、研究とOEMアプリケーション向けに高解像度血管造影イメージング用、WP MicroAngioを発表した。
MicroAngio技術により、外的な造影剤を使うことなく顕微レベルで血管の可視化が可能になる。装置は、OCT変種をベースにしており、微小血管系の3Dプロファイルが可能になる。WP MicroAngioは、眼科、皮膚科、腫瘍学などの動物モデルイメージングに関連する医療研究用途での使用を目的にしている。
MicroAngio技術は、光蛍光法やX線透視法など、他の血管造影技術に対して優位性がある。そうした技術とは異なり、MicroAngioはサンプルの生理機能に支障をきたす外的造影剤の注入を必要としない。さらに、ほとんどの既存技術で得られる2Dデータと比較して、MicroAngioは3D局所情報を提供できる。
OCTベース血管造影技術は、すでに臨床的眼科での利用が予定されている。MicroAngioは眼科では動物研究アプリケーションと同じ機能を提供し、他の医療研究アプリケーションにも拡大できると考えられている。
MicroAngioのOCT血管造影ソフトウエアによってユーザーは、信号の強度あるいは位相のみをベースにした処理、あるいは両者の組み合わせから選択できる。また、同システムは人為的な影響のないイメージングにとって重要な運動補正技術を提供できる。
(詳細は、www.wasatchphotonics.com)