December, 3, 2014, Dallas--マーケッツアンドマーケッツ(MarketsandMarkets)は、「顕微鏡市場-2019年までのグローバル予測」レポートを発表した。
顕微鏡世界市場は、2014年の40億6580万ドルから、CAGR 7.2%(2014-2019)で成長して、2019年には57億5600万ドルに達する。
世界的なナノテクノロジーへの注目、政府と企業からの豊富な資金、超解像度顕微鏡などの技術的進歩、高スループット技術、顕微鏡のデジタル化などが顕微鏡市場の成長を後押ししている。しかし、最先端の顕微鏡の高価格、米国政府による物品税の実施、医療機器への高い関税は市場成長の阻害要因となる。
顕微鏡市場は、製品、アプリケーション、エンドユーザ、地域をベースにして分析されている。製品タイプでは、顕微鏡市場は、光学顕微鏡、共焦点顕微鏡、電子顕微鏡、走査型プローブ顕微鏡に大きく分けられる。光学顕微鏡はさらに蛍光顕微鏡(FM)と超解像度顕微鏡に分けられている。
2014年、光学顕微鏡セグメントが顕微鏡世界市場で最大シェア、39.5%を占めた。
顕微鏡アプリケーション市場は、半導体、ライフサイエンス、ナノテクノロジー、材料科学にカテゴライズされている。この市場の中で、ナノテクノロジーが最速成長市場。
地域別では、北米が最大市場であり、これを追うのがヨーロッパ。いずれの市場も予測期間内では1桁台の成長率と見られている。しかし、アジアパシフィック地域は、この地域に膨大な投資機会があるため、一段と高い成長率が見込まれている。