Leti & Cellmic､レンズフリー診断と生体医用センシング普及に協力

May, 8, 2018, Grenoble--CEA Techの研究機関Letiと､セルミック(Cellmic LLC)は､セルミックのコア特許でLetiの特許ポートフォリオを強化し､レンズフリーイメージングおよびセンシング技術の市場普及を促進するために協力する｡セルミックは､スマートフォンやバイオフォトニクスで患者のヘルスケア向上に尽力する企業｡
　UCLAの教授､Aydogan Ozcanと同教授の研究グループが開発した､この特許コンピュータレンズフリーイメージングアプローチは､固有の3Dサンプル情報を含むホログラフィックシャドウから詳細な試料画像を再建する｡たとえば､組織の切片､血液塗抹標本､細胞培養などである｡セルミックは､UCLAのスピンオフ企業で､この重要なコンピュータイメージング技術の中核特許の一部を保有している｡
　レンズフリー顕微鏡が､強力なイメージングおよびセンシングプラットフォームとして登場してきた｡これは､専用のアルゴリズムを持つ標準光学顕微鏡システムに見られる､大きく､高価な光コンポーネントを置き換えるものである｡Letiは､2012年にレンズフリー顕微鏡を開発した｡今日､同技術は､画像あたり､超ワイドな視野を同時提供し､10000を超える生物学的､微視的対象を追跡する｡これにより､ラボ技術は､コスト効果の高い､極めてコンパクトでロバストなソリューションを利用できる｡セルミックの特許は､LetiのIPポートフォリオを補完し､診断､生体医用センシングおよび関連アプリケーション向けレンズフリー技術の進行中の価格安定化を加速する｡
(詳細は､www.leti-cea.com)