February, 20, 2017, Hannover--ドイツ教育科学・研究技術省(BMBF)主導「SME向けイノベーションフォーラム」の構想で、ツェントルムハノーバ(LZH)は、光遺伝学について全国規模ネットワーク設立に取り組んでいる。このネットワークは、最新の光技術と組み合わせて、光で制御できる生体分子の可能性を解き明かすために関連研究分野の能力を出し合う。特に、生体医用科学では、新しい処置法、例えば神経疾患に有望なアプローチが存在する。
自然の光合成でも視覚でも、光が多くの基本的プロセスを制御している。光遺伝学、オプティクスと遺伝工学で構成される新しい基礎技術は、両分野からの方法を採用する。目標は、これらの方法を生体医用科学や他の分野の進歩に利用することである。
光を使ってから身体機能を制御
光パルスは生物組織の反応の引き金となる。よって多数の多様なプロセスを制御することができる。筋肉の収縮、神経インパルス、ちあるいは中間代謝産物が含まれる。これらのメカニズムは、生体医用科学、ロボット工学、バイオテクノロジーにおける多くの新しいアプリケーションの基礎となる。最初の研究はすでに、例えば神経インプラントを改善する有望なアプローチの裏付けとなっている。
成功の決め手としての学際的対話
光遺伝学の多くの可能性を活用するために、分子生物学からレーザ物理学まで、多様な研究分野の密接な協力が必要である。研究、経済、公共および政治の間の徹底した議論を通じて、研究室の基礎知識が、画期的なプロセスや製品を社会の利益により迅速に移行できるようになる。これ背景に、LZHは「イノベーションフォーラム光遺伝学 – 技術と潜在性」を開始した。
(詳細は、 www.lzh.de)