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4K超高精細映像伝送による血管内治療・遠隔指導システム共同研究契約

December, 11, 2015, 金沢--金沢大学とEIZO株式会社、株式会社PFUの子会社で、グループ内の新規ビジネス創出を担うPFUビジネスフォアランナー株式会社は、4K超高精細映像伝送による血管内治療・遠隔指導システムの共同研究契約を締結した。
 共同研究は、カテーテルによる血管内治療を、4K超高精細映像のリアルタイム伝送技術を用いて、遠隔地からの手技指導を可能にするシステムを開発するもので、2017年の実用化を目指している。
 遠隔指導の実現により、地域医療に大きな変革をもたらすと共に、指導下施術の増加による治療の安定性向上が期待できる。
 血管内治療は、患者の身体に負担が少なく大きな効果も期待できる治療法であるが、高度な専門的知識と医療技術を必要とする。そのため、高難度の治療においては熟練した専門医の確認のもとでの施術が望まれるが、常にそのような体制で実施できる施設は多くない。
 金沢大学は、この分野の先進的役割を担っており、金沢大学附属病院の医師は他院への診療支援と指導も責務の一つとなっているが、指導する医師の時間的制約が課題となっている。
 このシステムは、EIZOの4Kタッチモニタを含む医療ソリューションと、PFUビジネスフォアランナーの超低遅延・4K高精細映像伝送技術を組合せ、血管造影画像をはじめ治療に必要な複数の医用画像を4K映像に合成して遠隔地へ伝送し、遠隔地からは指導医が音声と自身の手差し映像を伝送することで、映像伝送の遅延が極めて小さいリアルタイムな遠隔指導を可能にする。
 共同研究において、金沢大学は医療現場からのアドバイスおよび実証実験を、EIZOは医療用4Kタッチモニタおよび4K映像合成装置を、PFUビジネスフォアランナーは4K映像伝送装置、カメラ、音声機器およびシステム全体のインテグレートを担当する。
 金沢大学とPFUは2015年2月18日、「産学連携の包括的推進に関する協定」を結んでいる。
 
研究は、2017年の実用化を目指すもので、実用化により、以下の効果が期待できる。
・地域遠隔医療の発展
・ 指導下での施術機会増加による、手技技術、安定性、治療効果向上
・指導医負荷軽減、施術スケジュール調整の容易化