November, 13, 2015, 東京--三菱電機は、大形ワークを高速・高精度に加工できる大形レーザ加工機「XLシリーズ」の新製品として、4kW出力のファイバレーザ発振器の搭載により、省エネおよび薄板から厚板までの加工時間の短縮を実現したレーザ加工機「ML6030XL-F40」を11月12日に発売した。
新製品の特長
1.大形レーザ加工機にファイバレーザ発振器を搭載し、省エネを実現
・発振効率に優れた(三菱CO2レーザ発振器と比較)ファイバレーザ発振器、独自の高効率サーボモータ・サーボアンプ、インバータ制御冷却装置などの採用により、消費電力を約60%削減(「ML6030XL-45CF-R」との比較)
・加工完了後に発振器・冷却装置などを段階的に停止させる「ecoモード」により、待機時の消費電力を最大70%削減
・電力・ガス消費量モニターの搭載により、電力・ガスの使用量を見える化し、省エネ運用をサポート
2.独自の制御・加工技術により、切断面品質と生産性の向上を実現
・板厚25mmまでの軟鋼切断に最適化した独自の制御・加工技術により、炭酸ガスレーザ加工機と同等の切断面粗さとテーパーを実現
・板厚12mmから25mmまでの軟鋼切断において、ハイピークピアス技術の採用により、板厚25mmの軟鋼ピアシング時間を最大50%短縮
・板厚3mmまでのステンレス加工に独自の高速レーザ切断技術「F-CUT」 を適用し、加工時間を最大50%短縮
3.安全カバーとオートパレットチェンジャーにより作業者の安全性と操作性を両立
・安全カバーを標準装備し、ファイバレーザ光に対する作業者の安全性を確保
・加工前後の段取りに優れたオートパレットチェンジャーと安全カバー内部を確認できる4台のカメラを標準装備し、安全カバー外からの優れた操作性を実現
(詳細は、www.mitsubishielectric.co.jp)