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Koreasat 5Aと7通信衛星にヨーロッパ製造3Dプリントパーツ搭載

October, 16, 2015, Cannes--現在タレス・アレーニア・スペース(Thales Alenia Space)が建造中のKoreasat 5AとKoreasat 7通信衛星には、3Dプリンティング技術を使ってヨーロッパが製造する過去最大の宇宙船部品が含まれる。
 サイズは、45×40×21㎝程度、テレメトリおよびコマンドアンテナ支柱はアルミ製。2つの衛星の部品は同じであり、同じ装置による同じバッチで製造された。
 タレス・アレーニア・スペースは、Concept Laser Xline 1000R 3Dプリンタを使用している。これはヨーロッパ最大のレーザビーム溶融装置であり、タレス・アレーニア・スペースのパートナー、フランス企業Poly-Shapeが所有している。
 革新的なバイオデザインを特徴とするこれら2つのパーツは、振動受け入れ検査を合格したばかりであり、完全に再現可能な挙動を実証している。この種のパーツに3Dプリンティング技術を使うことには多くの利点がある、22%の軽量化、製造スケジュールの1~2ヶ月短縮、約30%のコスト削減、パフォーマンス向上など。
 このタイプのアンテナ支柱はすでに2015年4月以来、TurkmenAlem衛星で使用されている。また、11月に仏領ギアナのギアナスペースセンタから打ち上げられる予定のArabsat 6B衛星にも3Dプリントされたトライポッドが搭載されている。
 タレス・アレーニア・スペースの主要な戦略目標の1つは同社の工業力変革であり、これはコストと期限に関して変化する市場要求に応えるための不可欠のステップとなる。
(詳細は、www.thalesgroup.com)