June, 11, 2015--ライカ(Leica Microsystems)は、バイオプティゲン(Bioptigen, Inc)を買収することで合意に達したと発表した。これによりライカは、眼科市場でのライカの地位を強化することになる。
Bioptigenは、光コヒレンストモグラフィ(OCT)分野の技術リーダー。OCTイメージングをライカの外科用顕微鏡に組み込むと、眼科医の手術を支援することになる。
Bioptigenは、画期的なOCTシステムとソフトウエアを開発、製造しており、臨床研究や基礎から応用に及ぶ研究用途で同社の製品は成功を収めている。ローパワー、近赤外光を使用しているBioptigen OCTは、目の高解像度、体積画像を生成する。Bioptigenは現在、FDA認可CEマークのEnvisu C2300 OCTを市場に出している。用途は、ハンドヘルド、小児科、手術アプリケーション向け。また、前臨床研究用には眼科向け最先端OCTを世界中で販売している。
OCTは、干渉法を利用して様々なタイプの組織断面図を作る。この非侵襲的技術は、眼組織の小さな形態学的変化を検出、モニタするために使用される、特に網膜層の厚さを見る。これにより、病理学的な状態、例えば緑内障、加齢黄斑変性症、糖尿病性網膜症を見ることができる。