May, 26, 2015, 上海--リサーチインチャイナ(ResearchInChina)によると、2014年世界のレーザ市場は調子が上向きになり、レーザシステム販売は前年比6%成長、92億ドルに達した。
次の数年、光ストレージ、軍事、科学研究市場は弱含みと見られているが、3Dプリンティングやサファイア切断などの新興アプリケーション市場が市場の成長に寄与すると見られている。2014-2018年、年平均成長率約8%で世界のレーザ市場は拡大すると予測されている。
中国は世界の加工および製造センターであるので、レーザ加工装置の導入は継続的に拡大している。2014年末までに、中国のレーザ切断装備一式所有は概算20000ユニット、そのうちの3000以上が高出力で、これらは主に自動車、造船、航空宇宙分野で使用される。約10000ユニットが小・中出力装置で、これらのアプリケーションは繊維と衣服、広告・宣伝、手工業およびエレクトロニクス。
市場構造に関して言うと中国では、全てのレーザ加工装置の中で、レーザマーキング装置、レーザ切断装置、レーザ溶接装置が主要3カテゴリであり、これらで市場規模全体の80%を形成する。新技術の発展および新しいアプリケーションの登場では、3Dプリンティング、レーザスクライビング装置、レーザ露光装置、サファイア切断装置、などの新しいレーザ加工装置市場が急成長の先導役となる。
地域的には、中国では基本的に4つのレーザ産業基地(華中、渤海湾岸、長江デルタ、珠江デルタ)が具体化してきた。2014年、この4基地でRMB315億の価値を生み出し、生産高全体の94%を占めた。
中国最大のレーザ装置メーカー、Han’s Laserは、主にレーザ切断装置、レーザマーキング装置、レーザ溶接装置などを製造しており、高出力装置で優位に立っている。2014年、同社は売上RMB55億6600万、前年比28.41%増と報告した。2014年4月、同社はAppleの委託製造業者、Lens Technologyからレーザサファイア切断装置供給で2000万ドルを受注した。