February, 16, 2015, Madrid--マドリッドカルロス三世大学(UC3M)、中国科学アカデミ他の研究チームは、リアルタイム3D診断技術を開発している。これによって、ミバエの発育から、生検が正しく行われているかどうかまで、あらゆるタイプのプロセスが直ちに分かるようになる。
この技術は光投影トモグラフィを使用する。X線と同じだが、ここでは光を使う。この技術により、遺伝子導入動物でよく使われる光学マーカーを使うことができる。そのようなマーカーの1つが緑の蛍光タンパク質。この物質のお陰で、ハエや非常に小さな魚のような生きた組織の解剖や機能を観察することができる。
この研究により、生きた組織の研究を3D像で3㎜長まで追跡することができる。ゼブラフィッシュ、ミバエなど、こうした組織は微小研究でよく使われる。ミバエ(キイロショウジョウバエ)は、人の病気の遺伝子の60%以上が見つかる遺伝子コードを持っている。
UC3M遺伝子工学、航空工学のJorge Ripoll研究員によると、こうした組織の発展を追跡することで進歩が可能になると言う。通常、このような組織は生育が進むと多くの光を拡散するようになるので通常の顕微鏡では不明瞭になる。
この技術は、蛍光を刺激する光源とそれを検出するカメラで構成されている。それにサンプルの回転が必要になる。後に、得られた情報から3D像を作り出す。
この研究では、中国科学アカデミの研究者がソフトウエアの開発を担当した。