LEDランプと照明器具の出荷、2014-2023年の累積で107億

February, 12, 2015, Boulder--ナビガントリサーチ(Navigant Research)のレポートは商用ビルの照明世界市場を分析しており、これには2023年までの販売数、出荷、売上が含まれている。
　過去数年で新しいLED製品が市場に登場してきたことから、商用アプリケーションで一般的に利用される蛍光照明に対して、この技術の競争力がますます高まっている。まだ、相対的に高価であるとは言え、LEDは効率がよく、カラー品質や調光などを含む幅広い優位性があると見なされている。ナビガントリサーチのレポートによると、LEDランプと照明器具の世界的出荷数は2014-2023年の期間で累積107億に達すると予測されている。
　レポートによると、商用アプリケーションでのLED採用は追加導入プロジェクトで容易に見られると考えられており、このようなプロジェクトでは旧式照明が効率改善のために置き換えられることがよくある。2014には、追加導入で世界的に販売されたランプのわずか15％がLEDベースだったが、そのシェアは2023年には約74％に成長すると見られており、白熱電球やハロゲンなどの非効率な技術が消滅する可能性がある。
　同社の予測によると、LEDランプの寿命が極めて長いので、ランプ販売額は次の10年で全般的に減少する。この不可避的な減少を回避するために企業は照明制御や照明サービスを拡大することで提供内容を拡大しようとしている。何十年前からの技術的巨人(HPやIBM)がハードウエアからソフトウエアやサービスに移行せざるを得なかったように、今日の照明ジャイアントも光を発する単なる物理的な要素ではなく、完全な照明ソリューションを提供するように変わりつつある。ナビガントリサーチによると、世界のランプ売上は2014年の185億ドルから、2023年には128億ドルに減少する。