January, 27, 2015, Munich--ハイエンド積層製造ソリューションのグローバルリーダーEOSと、ドイツの大手エンジンメーカー、MTU Aero Enginesは、積層造形を利用する金属エンジンコンポーネントの品質保証を念頭に密接に協力すると発表した。両社は、技術の戦略的共同開発に向けて包括協定を結んだ。
この提携の最初の成果は、MTUが開発した光トモグラフィで、これはモジュラEOSモニタリングポートフォリオの理想的で、強力な補完をなす。一般的なシステム状況をモニタするいくつかのセンサに加えて、適切なコーティングと露光品質を保証するために、カメラベースのOT技術は材料の露光過程と材料の融解特性を常時制御している。
EOSの販売・マーケティング長、Dr. Adrian Kepplerによると、OTソリューションによって金属積層造形工程の品質制御が全体的に、レイヤー毎、パーツ毎に行えるようになっている。以前は終了時に行っていた品質制御プロセスの非常に大きな部分が現在では、製造工程中に実施することができ、品質保証コストが大幅に削減できる。これによって、連続生産を行う中核的な顧客の要求に応えることができる。
MTUの製造技術長、Thomas Dautl氏は、「連続生産で使用するためにわれわれが開発した品質保証システムを用いることで、EOSはダイレクトメタルレーザ焼結(DMLS)プロセス向けに業界で実証されたソリューションを後押ししている。同ソリューションは実施テストで実証されており、他の顧客にも提供していくつもりである」とコメントしている。