December, 19, 2014, Los Angles--UCLAのカリフォルニア ナノシステムズ研究所(California NanoSystems Institute)の研究チームは、通常のスマートフォンを最先端の蛍光顕微鏡に転換した軽量コンパクトなデバイスを使って個々のDNA分子サイズのイメージングと計測を初めて実証した。
このモバイル顕微鏡ユニットは、安価な3Dプリントされた光デバイスであり、スマートフォンのカメラを使って単一分子DNAストランドの長さを可視化し計測する。デバイスには付属品が含まれ、これが安価な外部レンズ、薄膜干渉フィルタ、微小接合ステージ、レーザダイオードを使って高コントラスト、暗視野イメージングセットアップを行う。レーザは蛍光ラベル付けされたDNA分子を励起する。
デバイスには、スマートフォンとUCLAのサーバとを接続するアプリも入っている。これによって、個々のDNA分子の長さを計測。分子は、スマートフォン付属品に収まる使い捨てチップ上でラベリングされ、引き延ばされる。
アプリが生の画像をサーバに送り、個々のDNAストランドの長さが素早く計測される。DNA検出と長さ計測の結果は、UCLAのサーバに接続してモバイルフォンやリモートコンピュータで見ることができる。