住宅用スマートライトバルブ市場、2018年には年間出荷が2億個に

November, 6, 2014, London-- コネクティドLED、「スマート」ライトバルブは、発展の初期段階であり、2013年の総出荷数は250万ユニット程度たった。しかし、LED価格低下と、多くの大手照明メーカーが推奨ソリューションとしてZigBee Light Linkを支持していることから、年間のスマートバルブ出荷は2020年に2億2300万に増加し、総インストールベースは4億を超えると予測されている。
　IEEE.802.15.4対応電球が優勢な接続ソリューションとなり、予測期間を通じて市場の3/4を占める。中でもZigBeeが最も多くなる。時間の経過と共にZigBeeは、6LoWPANベースプロトコルなど新しい代替品との競争に直面する。例えば、Thread, Bluetooth Smart, Wi-Fi。特にメッシュ、ローパワー変種。
　LEDバルブ(電球)の価格は急速に下がり続けている。その置き換えサイクルは従来の電球と比べて大幅に長いので、市場は直ぐに飽和すると見られている。「LED電球の販売全体は現在、新規導入で押し上げられているが、市場が飽和すると、業界のプレイヤーは住宅用照明システムに付加価値をつけるためにますます接続性を利用して消費者の関心をよりスマートな照明環境に向けようとする」とABIリサーチのMalik Saadi氏はコメントしている。
　照明メーカーは、維持できる照明売上モデルを確実にする手段として漸次スマートLEDsに頼るようになる。その結果、スマートLEDの売上がLED売上全体に占める割合が増え始め、2020年には30％になる見込だ。
　スマートLEDバルブは今後、多くの課題に直面する。高い前払いコストと保守コスト、長い置き換えサイクル、セキュリティと信頼性への懸念、先進的インフラ要求、バラバラの接続標準など全てが、普及の足かせになる可能性がある。
　多くの業界プレイヤーの全てが市場を育て、すでに消費者にスマート照明の真の可能性の一端を見せている。これらのプレイヤーには、従来の照明メーカー、スマートホームソリューションプロバイダ、半導体サプライヤーが含まれる。