TRUMPF、3Dプリンタでバイクのブレーキ製造

June, 26, 2023, Ditzingen/Munich--TRUMPF と自転車ブレーキメーカー、Trickstuffは、フランクフルトで開催されるEurobike自転車トレードショーで、初めて3Dプリンタで作製された自転車用チタンブレーキレバーを紹介する。3Dプリンティングは、まず第1に、コスト効果の優れたチタンの加工を可能にする。

これまでは、自転車産業は、高品質ブレーキレバーに材料としてカーボンを利用することがよくあった。しかし、この材料は、環境記録がよくない。メーカーは、カーボンをリサイクルできないので、耐用年数後にこれらのパーツを処分しなければならない、通常は廃棄物焼却場で行われる。チタンは、カーボンと比べて環境フットプリントが優れており、遙かにロバストでもある。メーカーは、他の材料と比べてチタンから遙かに硬いブレーキレバーを作ることができる。

カスタムブレーキレバーの3Dプリンティングと量産
メーカーは、3Dプリンタを使ってブレーキレバーをカスタマイズできる。これは、チタンコンポーネントの設計に適用できるだけではない。メーカーは、サイクリストに適するようにレバー力のカスタマイズもできる。「TRUMPFの3Dプリンタは、量産にも適合するように設計されているので、自転車産業は、それらを使って、大量生産できる。結果、強い応力に晒されるコンポーネントは、コスト効果よく製造可能となる」とTRUMPFのアプリケーションエンジニア、Christian Lengwenatは説明している。

TRUMPFの3Dプリンタにより自転車業界の企業は､プロトタイピングをスピードアップできる。「3Dプリンタによりメーカーは、一度のプリンティングプロセスで様々なプロトタイプを同時製造できる。これがプロトタイピングプロセスを何倍もスピードアップする。これは、自転車産業にとって重要である」(Lengwenat)。これまで、メーカーは、大抵は、プロトタイプ部品をフライス加工していた。これは時間がかり、高価である。