October, 30, 2014, Amsterdam--OCT技術を専門とする医療イメージングのメドルミクス(MedLumics)は、NITID皮膚イメージングシステムを発表した。
NITIDはハンドヘルド診断機器で、皮膚科医師が皮膚ガンを迅速かつ最小限の侵襲で診断できるように設計されている。規制機関に承認されると、NITIDは初のポイントオブケア(診療現場)OCTとなる。この診断機器は、2㎜までの組織浸透能力があり、動的、リアルタイム、高解像度の診断画像を提供できる。
MedLumicsのCEO、Deuardo Margallo氏によると、NITIDは1つの使いやすいプローブに3つの画像診断法を統合している。これにより医師は、高品質の皮膚画像を生成し、侵襲的な生検無しで皮膚ガンが存在するかどうかを判断できる。
NITIDは、特許で保護された組み込みディスプレイに皮膚鏡検査法とOCT画像法を統合しており、現在の患者中心の作業の流れにシームレスに組み込むことができる。赤外光を使うことでこの画像診断法は非侵襲的に生体組織内の断面画像をマイクロメートの解像度で取得できる。また、患者と画像管理への完全ソリューションを提供するように設計されており、病変の解析と経過診断をサポートする。ポータブル設計であるので医師は、診察室のどこでもこの機器を使うことができる。
非黒色腫皮膚ガンは白人では最も一般的な皮膚ガンであり、米国では年間の治療費が110億ドルを超えている。黒色腫は5番目に多く、致死性の腫瘍。アメリカの男女の約2%が生涯のある時期にこの病気に罹るとされているが、現状では、悪性組織を診断するためのコンパクトで経済的な非侵襲的方法が存在しない。