April, 28, 2023, Taipei--Hon Hai Precision Industry Co., Ltd (鴻海精密工業)は、ENNOSTAR および Unikorn Semiconductor Corporationと提携して、”Touch Taiwan 2023″で、MicroLED技術を使い、ピクセル密度6,500 PPI超、ブルーライト輝度200,000 nitsの新しい0.12-インチマイクロディスプレイを開発すると発表した。
この提携の目的は、MicroLEDの効率を改善すること。それには、MicroLEDチップの構造を最適化し、新しい薄膜保護技術を適用、表面欠陥を減らすことに成功し、外部量子光率を改善、製品の信頼性を高める。
ARアプリケーションの高輝度要件を考慮して、III-V半導体製造と先進的プロセス技術に豊富な経験をもつUnikorn Semiconductor Corporationが、この共同開発でMicroLEDチップの効率最適化に関与し、後続のフルカラー変換中に、輝度とチップ消費電力間のバランスを確保する。一方、Hon Haiは、独自開発の色変換技術を使って、3,600 PPIでフルカラーディスプレイ効果を達成する。
一般的な高-PPIフルカラーディスプレイでは、小さなピクセルピッチは、十分な量子ドット光密度を提供できないので、高輝度シーンで青色光の漏れが生じ、ピクセル間でブルーハローやカラーシフトになる。Hon HaiのMicroLED製造技術は、半導体プロセスに立脚しており、高効率量子ドット色変換、自己開発反射型インターピクセルシールド技術を利用して、量子ドットの十分な光密度を提供し、ピクセル間のカラーシフトを防ぎ、フルカラーディスプレイ効果に高純度の赤とグリーンライトを作り出す。
Hon Haiは、ブルーMicroLEDプロセス開発とファウンドリサービスのためにENNOSTARおよびUnikorn Semiconductor Corporationと提携し、4µmピッチの高効率青色光ピクセルプロセスの開発を強化する。長期目標は、差別化と技術革新達成の成長可能性があるアプリケーションへのリソース投資である。この製品は、スマートグラス、AR/VRデバイスで広く用いることができる。Hon Haiは、提携と技術革新に向けて努力し、VR/ARおよび他のメタバースアプリケーション分野におけるビジネスチャンスを拡大していく。
(詳細は、https://www.foxconn.com/en-us/press-center/press-releases/latest-news/1031)