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コヒレント、30kWのレーザ切断ヘッドBIMO-FSC3

October, 27, 2022, Saxonburg--コヒレントは、新シリーズCoherent BIMO-FSC3レーザ切断ヘッドを発表した。自動車、白物家電、エネルギーおよび他の製造分野の最も重要な新しい生産トレンドのいくつかに対処することが目的である。
 これらのうちの重要な一つは、超高出力産業用ファイバレーザ(出力が数10kWに達する)の利用増加。これらが、板厚50㎜までのシートメタル(金属薄板)のより高速な切断を可能にする。これに含まれるのは、軟鋼、ステンレススチール、アルミニウム。

コヒレントの新しいBIMO-FSC3-Z-HP切断ヘッドは、これらニーズそれぞれに対処している。以下の点が含まれる。

・BIMO-FSC3-Z-HPは、30kWまでのレーザパワーで動作するように設計されている。また、高さセンシング機能、大きな焦点深度を含む。連結すると、これらの特徴は厚い材料の高速切断を可能にし、同時に大型金属板の高い切断品質と一貫性を維持する。基板寸法に大きな変動がある場合でも可能である。さらに、リングモードレーザを含め、実質的にどんなファイバレーザにも適合するように大きな0.15 NAである。BIMO-FSC3-Z-HPは、動作中、アップタイム最大化のために常時状態モニタリング用にセンサと内蔵インテリジェンスを利用している。保守ダウンタイムを大幅に減らすために、現場サービス可能、つまり交換可能なオプティクスモジュールも用意されている。

・BIMO-FSC3およびBIMO-FSC3-Lの新バージョンは、現在20kWまでに適合。BIMO-FSC3 (0.125 NA)は、最速、電動であり、 倍率と焦点面の独立調整が可能。BIMO-FSC3-Lは、その同じ機能とともに、より大きな0.15NAを備えており、リングモードレーザでの利用に最適。

・BIMO-FSC3-Z (0.125 NAおわび0.17 NA)の新しいバージョンは、レーザパワー12kWまで対応。これらのヘッドは、複雑さ低減、素早い組込のためにZ軸機能を提供。

これらBIMO-FSC3切断ヘッド全てがIP-65認定であり、最も苛酷な環境下での動作が可能。また数10年にわたり系統的に進化したフィールド実証済み設計に基づいている。この累積経験によりコヒレントは、性能、信頼性、サービス可能性、使いやすさの独自の組合せを提供する切断ヘッドを設計、製造できる。
(詳細は、https://www.coherent.com)