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屋外LEDディスプレイ世界市場、2020年に125億4000万ドル

August, 8, 2014, Stanford--Transparency Market Researchのレポート「屋外LEDディスプレイ市場、201-2020」によると、市場は2013年に48億ドル、これが2014-2020年にCAGR 14.7%で成長して2020年には125億4000万ドルに拡大する。
 2013年、世界の屋外LEDディスプレイ市場でヨーロッパが最大シェアを占めた。予測期間では、APACがCAGR 16.4%で成長して、最速成長市場となる見込だ。世界中の広告業界で屋外LEDディスプレイの急速な普及がこの市場の大きな推進力になっている。
 LEDディスプレイはエネルギー効率が優れており、環境フレンドリーで耐久性が高いので、運用コストも少なくてすむ。その結果、複数の企業ブランドが屋外のLEDスクリーンに自社製品を宣伝している。世界中でスポーツ、ライブコンサート、企業の宣伝の数が増えており、これがこの市場の成長を後押ししている。これらのディスプレイの初期費用は高いが、予測期間を通じて技術の進歩とそのようなディスプレイに対する需要が伸びるので、価格は低下するものと考えられる。
 企業ブランドの宣伝活動の数が増えると、LEDビルボードや周辺のLEDなど、広告ボードの普及が加速する。さらに、ワールドカップ、オリンピック、英連邦競技会、地域のトーナメントなどのスポーツイベントの数が増え、これもディスプレイ市場の成長をサポートする。例えば、周辺のLEDボード、LEDビデオウォール、LED可動パネルなどだ。さらに、企業の展示会、コンサート、その他のショーなどのライブイベントを放送するためのLED可動パネルの普及が、予測期間を通じてLED可動パネル市場の成長を後押しすると見られている。世界のLED可動パネル市場は、2014-2020年にCAGR 16.9%で成長すると予測されている。