スマートライティング市場、2019年には10億ドル超

August, 1, 2014, Glen Allen--スマートライティングに使用されるLEDドライバ、MCU、センサおよびその他のチップは、2014年の6700万ドルから、20109年には10億5000万ドルに成長する。これは、ナノマーケッツ(NanoMarkets)の「スマートライティングドライバ、コントローラ、センサチップ市場-2014」の予測による。
　スマートライティングがその一部となっているIoT (Internet-of-Things)の普及拡大をベースにして、ナノマーケッツは、2013年に発行したレポートに対して、スマートライティングの長期予測を大幅にアップグレードした。
　LED照明市場は急速に拡大すると見られており、導入される次世代LED照明の多くは「スマート」になると見られている。ナノマーケッツによると、チップメーカーは新たにIoTに焦点を合わせることの一環として、スマートライティングへの関心を強めている。その結果、センサやMCU内蔵のインテリジェントLEDドライバの新タイプが市場に登場すると見られている。スマートライティングシステム向けLEDドライバの販売は、2019年には5億2500万ドルに達すると予測されている。
　そのように成長するにもかかわらず、エネルギー効率のよい照明向けLEDドライバチップは、急速にコモディティ化していくので、効率だけを根拠にすることはますます難しくなってくる。結果的に、チップメーカーは、ムードや健康、仕事のパフォーマンス向上を狙う色調整可能な照明に目を向ける、とナノマーケッツは見ている。冷-暖調整ができる画期的なチップの設計、一連の色が循環する機能のチップの設計など、まだ大きなチャンスがある。色調整スマートライティングシステム用に消費されるチップは、2019年には約2億6000万ドルに達すると予測されている。
　また、スマートライティングセンサの販売額は、2019年には2億2000万ドルを超えるとナノマーケッツは見ている。