July, 6, 2021, WESTBOROUGH--Kopin Corporationは、ハイパフォーマンスARアプリケーション向けに設計された、世界初の超高輝度(> 35,000 nits)、高ダイナミックレンジ(HDR)、グリーン有機発光ダイオード(OLED)マイクロディプレイ・オン・シリコンを発表した。この超高輝度HDR 1″-ダイアゴナルSXGA (1280 x 1024 解像度) OLEDマイクロディスプレイは、現在開発中であり、パフォーマンスデータは初期エンジニアリングサンプルからのものである。
OLEDマイクロディスプレイは、超高輝度向けKopinのデュオスタックOLED構造、超高ダイナミックレンジ動作(14 bits)向けに独自の特許申請中ピクセル構造およびバックプレーンアーキテクチャを組み込んでいる。超高コントラストと組み合わせて、この新しいHDR OLEDマイクロディスプレイは、暗闇から非常に明るい昼光までの周辺状況での利用に最適である。デュオスタック構造で電流効率が向上し、これによりさらなる高輝度、低消費電力(同等輝度のLCDディスプレイの約半分)、従来のシングルスタックOLEDデバイスと比較して長寿命である。この新しいHDR OLEDディスプレイは、動作寿命が長く、以前には達成できなかった輝度レベルを達成した。大手顧客と提携して開発することで、ターゲット市場は、自動車および航空機ディスプレイ、医療用イメージングシステムである。
「極めて広い輝度範囲と結合した高輝度と長寿命の達成は、過去数年われわれが開発してきたOLED技術の頂点である」とKopinのCEO、Dr. John C. C. Fanはコメントしている。「このディスプレイの初期構築の性能レベルは、当社の考えでは、OLEDマイクロディスプレイで以前には達成されていないレベルであり、新興のAR/VRアプリケーションをターゲットにした当社のディスプレイ開発の重要な到達点である。当社は、100000nitsに近い極めて高輝度を達成するために取り組んでいる」。
「当社のOLEDマイクロディスプレイは、高輝度ARアプリケーションで利用されている現在のLCDディスプレイの輝度レベルに初めて到達した。加えて、これらの新しいディスプレイは、OLEDまたはLCDのマイクロディスプレイのいずれでも達成されていない14-bit HDRオペレーションを提供する。これらのディスプレイは、当社の高性能AR/VRディスプレイ技術の主要な部分であり、最先端のディスプレイ製品で、Kopinの業界トップの地位を強化することになる」とKopinの政府およびPro用製品担当GM、Bill Maffucciは話している。
(詳細は、https://kopin.com/)