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CELLINK、Nanoscribeを買収

June, 16, 2021, Darlsruhe/Gothenburg--高精度積層造形(AM)のパイオニア、市場リーダーであるナノスクライブ(Nanoscribe)は、CELLINK Groupに入ることで同社の戦略的位置を強化する。
 CELLINKは、2016年設立、世界初のユニバーサルバイオインクを商用化した。上場企業である同社は、一貫してそのポートフォリオをバイオコンバージョン企業に拡大し、バイオプリンティング、マルチオミクス、細胞系開発および診断に拡大している。Nanoscribeは,CELLINKの事業エリアBioprintingの一部として、高精度積層造形ソリューションの開発を継続する。

ライフサイエンス産業は現在、非常にエキサイティングな変革を経験している。スループット向上、コストを下げるために多くのプロセスや技術が微小化されている。そこでは、試薬の価格がシーケンシングの主要なボトルネックになつている。Nanoscribeのマイクロファブリケーション技術により、CELLINKグループは、この変革において競争力を保ち、幅広いアプリケーションに向けてデバイスの微小化を狙っている。これは、全事業領域で提供する消耗品をさらに拡大する能力になる。

高精度3Dプリンティング機能
NanoscribeによりCELLINKグループは、社内に2光子重合化(2PP)積層造形能力を持つ世界初のライフサイエンス企業となる。Nanoscribeの2PP技術により、細胞下スケールで血管微小環境のバイオプリンティングが可能になる。これは細胞研究やlab-on-a-chipアプリケーションに適しており、同グループの製品開発への貢献が見込まれている。また、インプラント、マイクロニードル、微多孔膜、オミクスアプリケーションの消耗品の製造による追加の経営収益が見込まれている。CELLINKの最先端のマクロ構造バイオプリンティング技術とNanoscribeのマイクロ構造バイオプリンティング技術を統合することでいくつかの強力な相乗効果が存在する。血管新生、細胞支持体を含む、より現実的な組織構造である。2PP技術は、3つの事業分野全てで部門間協力の採用が可能になり、消耗品製造開発やCELLINKグループの提供品の強化が可能になる。「Nanoscribeの最先端の2PP技術で、われわれは製品ポートフォリオを補完し、幅広い範囲の製品を顧客に提供できるようになる。われわれの強力な、目的種土成長アジェンダと先駆的なバイオプリンティング技術を統合していく。これは、全世界の健康改善のためである」とCELLINKのCEO、Erik Gatenholmは強調している。
(詳細は、https://www.nanoscribe.com/)