June, 7, 2021, Northbrook--マーケッツ&マーケッツ(MarketsandMarkets)のレポート「大型ディスプレイ市場、COVID-19の影響分析、提供品、タイプ、技術(直視型LED、LED-バックライトLCD)、サイズ、明るさ、インストレーション場所、アプリケーション(小売、ホスピタリティ、スポーツ、教育)、地域、2026年までのグローバル予測」によると、市場規模は、2021年に131億ドル、2021-2026年にCAGR 7.2%性医長で、2026年に186億ドルに達する見込である。
この市場の成長を後押しする主因は、商業分野、大型デイスプレイ関連の技術革新と進歩、教育、ヘルスケア、スポーツ&エンタテインメント業種から4K、8K高解像度商用グレード大型ディスプレイの需要急増、不動産や公共インフラストラクチャ開発プロジェクトで新興経済圏による投資増など。
予測期間に直視型ファインピクセルLEDセグメントが高CAGR成長
直視型ファインピクセルLED技術をベースにした大型ディスプレイ市場は、予測期間に最高CAGR成長が見込まれている。高輝度、鮮明さ、インストールのしやすさ、拡張性、広い視野角、長寿命などの利点によるものである。これらの利点により、大型デイスプレイは、屋外と屋内環境の両方での利用に最適である。さらに、大手ディスプレイメーカーからの100インチ超えスクリーンサイズで、ファインピクセルLED技術ベースの設定済みオールインワン直視型LEDディスプレイの商用開発が、今後、これらディスプレイの成長市場を牽引すると予測されている。
2026年、屋内インストール分野が最高市場シェア
インストール場所では、大型ディスプレイ市場の屋内インストールセグメントが、予測期間に高いCAGR成長が見込まれている。この成長は、小売、教育、企業や放送およびホスピタリティアプリケーションで大型ディスプレイの普及率が高いことによるものである。これらのアプリケーションで屋内ディスプレイの高需要は、主に没入型と高度双方向性ディスプレイ技術の採用増によるものである。さらに、コマンドとコントロールセンタ、屋内設定公共の場所などでビデオウォールディスプレイの導入増が、屋内環境向け大型ディスプレイの市場成長につながった。セルフサービスタッチベースキオスクの採用増、これは小売アプリケーションの顧客がデジタル製品を閲覧し、購入できるようにするもので、これが屋内環境における大型ディスプレイ市場を加速すると予測されている。
2026年、APACが大型ディスプレイ市場で最大シェア
2026年、APACは、デジタルサイネージ市場で最大シェアを占めると予測されている。中国、韓国、日本、他のAPAC諸国における5G技術の商用化促進が、ワイヤレス通信インフラストラクチャにおける進行中の技術進歩と相俟って、接続デバイスや関連技術の需要に拍車をかけると見られている。これが、商用、機関向け、インフラストラクチャ、産業アプリケーションにおける大型ディスプレイ需要を促進する。