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Kopin、720p Color OLEDマイクロディスプレイ出荷

February, 3, 2021, Westborough--Kopin Corporationは、同社の720p (1280 x 720解像度) OLED (Organic Light Emitting Diode)マイクロディスプレイを治安アプリケーション向けに米国企業からの発注で出荷したと発表した。
 0.49-inch-対角線 720pディスプレイは、Kopinの ColorMax技術を組みこんでおり、最高の色忠実度(平均90% sRGB 以上)、デュオスタックOLED構造で高い電流効率(10カンデラ以上/アンペア)を達成している。

 デュオスタックOLEDは、互いに重なり合う2つのOLED構造となっており、直列接続されている。デュオスタック構造は、シングルスタック構造と比較してOLEDスタック設計の柔軟性が非常に高いので、電流効率は著しく高く、高輝度、低消費電力および長寿命である。Kopin特許申請中のColorMaxは、シリコンバックプレーンに特殊構成のアノード構造を組みこんでおり、微小サブピクセル(720p ディスプレイで2.8 μm x 8.4 μm)の色混合を抑え込んでいる。さもなければ、デュオスタックOLED構造は厳しいものになっている。デュオスタックOLED構造は、同社のOLEDファウンドリパートナー、LakesideOptoelectronic Technology Co., Ltd.が開発した。同社は、高い色忠実度と優れたOLED効率の720pディスプレイを一貫して製造してきた。

KopinのCEO、Dr. John C.C. Fanは、「この最初の注文は小規模ではあるが、当社のOLEDマイクロディスプレイ事業には重要な到達点であり、また当社のファブレスOLEDデイスプレイ事業モデルを立証するものである。当社のOLEDパートナー、Lakesideが、われわれのColorMaxバックプレーンウエファで、当社の仕様を満たすデイスプレイを製造している。ColorMaxウエファデュアルスタックカラーディスプレイ製造が成功したことから、これは、当社の業界トップの技術を活用したいと考えている、世界中の企業からくる多くの注文の最初であると信じている」とコメントしている。
(詳細は、https://kopin.irpass.com/)