インタラクティブディスプレイ市場､2025年に132億ドル

August, 24, 2020, Northbrook--マーケッツ&マーケッツ(MarketsandMarkets)のレポート｢インタラクティブディスプレイ市場､COVID-19の影響分析､製品(Interactive Kiosk, ホワイトボード, Table, Video Wall, モニタ)､技術(LCD, LED, OLED)､パネルサイズ､パネルタイプ､業種､地域-2025年までのグローバル予測｣によると､市場は2020年の90億ドルからCAGR 8.1%成長で2025年に132億ドルに達する見込である｡
　市場の成長にはいくつかの要素が寄与している。ゲーミフィケーションやデジタルクラスルーム需要の増加、小売分野でインタラクティブディスプレイの普及促進、ディスプレイの価格低下、インタラクティブ製品の使いやすさ、学習、プレゼンテーション、サイネージ、案内路確認、券売業務など様々なアプリケーションにインタラクティブディスプレイを使用することでエンドユーザの関与が増加したことなである。

2019年インタラクティブディスプレイ市場ではインタラクティブホワイトボードが最大シェア
　インタラクティブ学習や教授法の登場により、インタラクティブホワイトボード市場の成長が後押しされている。技術の急速な進歩により、企業は、製品の多様性と追加機能を提供するためにイノベーションに集中している。様々な企業に関わる研究者は、使いやすく、対話型にするために、従来のインタラクティブホワイトボードに新技術を組み込むことに焦点を当てている。人工知能(AI)は、そのような技術の一つであり、インタラクティブホワイトボード市場の成長に大きなチャンスを提供するものである。

2019年、32–65”が最大シェア
　スクリーンサイズ、32インチと65インチの間のインタラクティブディスプレイが、ヘルスケアや病院で主に利用されている。
　他にも、これらのスクリーンはレストランのメニューボートで価格、素材を示すために、また注文の待ち時間にも利用されている。ヘルスケア分野では、多くのインタラクティブヘルスケアスマートディスプレイが、特に病院環境向けに設計されている。

予測期間では、フラットパネルタイプが優勢
　インタラクティブディスプレイ市場は現在、フラットパネルディスプレイが多数派になつている。他の2パネルタイプは、インタラクティブエコシステムでは、ごく初期段階であるが、予測期間に高成長する見込みである。将来、透明ディスプレイが、インタラクティブテーブル、キオスク、モニタでの利用が増加する見込みである。

2019年、北米がインタラクティブディスプレイの主要地域
　北米は、インタラクティブディスプレイアプリケーション関連の市場規模で主要地域である。インタラクティブディスプレイ市場は、北米では、次の数年で大きく成長する見込みである。現在の市場シナリオでは、北米ではUSがインタラクティブディスプレイ市場で優勢となる。メキシコは、近い将来、インタラクティブディスプレイが急速に普及する見込みである。したがって、インタラクティブディスプレイ市場は、北米で潜在的チャンスが大きい。