July, 27, 2020, Northbrook--マーケッツ&マーケッツ(MarketsandMarkets)のレポート「3Dプリンティング市場へのCOVID-19の影響、提供品(サービス、プリンタ、材料およびソフトウエア)、2025年までのグローバル予測」によると、COVID-19後、世界の3Dプリンティング市場規模は、2020年の推定114億ドルから、2020-2025年にCAGR 18%で拡大して、2025年には、302億ドルに達する見込みである。
2020年の市場は、COVID-19前推定と比べて19%以上減と推定される。これの主因は、3Dプリンタの稼働は、2020年に高いと考えられるが、プリンタ/サービスが利用される活動のほとんどは、この必要な時期に無償で行われていることである。
COVID-19後 3Dプリンティング市場の成長を後押しする要素に含まれるのは、混乱したサプライチェーン支援のために供給する必要な3Dプリンティング、企業が長期的にプリントされる製品の多様性、範囲を広げる動き、デジタル在庫調べ構築への動きなどである。長期的には、新しい戦略の採用をスタートさせなければならない。ありうる将来のパンデミック/災難の結果、現在直面しているのと同じような状況に陥らないことを確実にする根本的な変更を実施することになる。そういうものとして、3Dプリンティングは、組織のデジタル化計画の不可欠な部分を形成し、今後数年で勢いを取り戻す。
プリンタ販売は2020年に低迷、予測期間中に再び回復し健全な二桁成長を示す
3Dプリンティング市場は、パンデミック前の当初の推定ほどではないが、引き続き収益を生み出す。上半期の損失は下半期に生み出される収益によってある程度補償される見込みである。今後の成長は、全てのエンドユーザ産業の受注残、パンデミックまでは3Dプリンタの利用を考えていなかった新規顧客向け販売の結果となる。
材料販売は、プリンタと同じトレンドとなる
3Dプリンタ向けの材料販売からの収益はプリンタ販売と同じトレンドをたどる。2020年第一四半期には大量プリンティングは、あり得たかもしれないが、ほとんどの場合、材料は無償提供。しかし予測期間中に、新しいプリンティング材料の利用を重視するようになり、同じ利益が出始めるのは予測期間後となる。
世界の3Dプリンティング市場は、引き続き回復力がある
3Dプリンティング市場全般は、潜在的収益は縮小する。例えば、2025年の見込み収益の落ち込みは、USD 6.3の見込みだが、これは多くの他の産業が、COVID-19の様々な影響の結果として直面することよりもはるかによい。しかし、3Dプリンティング産業にとって励みになることは、二桁成長率への復帰が、来年早々にも起こると見込まれることである。これは、今後数年で市場に参入することを計画している新規プレイヤにとっては特に魅力的である。
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