フローサイトメトリ市場、2025年に64億ドル

February, 21, 2020, Northbrook--マーケッツ&マーケッツ(MarketsandMarkets)のレポート「フローサイトメトリ市場、技術(細胞ベース、ビードベース)､製品(アナライザ､ソーター､試薬､消耗品､ソフトウエア)､エンドユーザ(学界､研究所､病院､臨床研究所､製薬-バイオテク会社)､アプリケーション､2025年までのグローバル予測｣によると､フローサイトメトリ世界の市場規模は､2019年の40億ドルから､CAGR 8.3%成長で､2025年には64億ドルに達する見込である｡
　市場の成長を後押しする主因は､フローサイトメトリにおける技術進歩､研究活動&治験でのフローサイトメトリ技術の採用増､免疫および免疫-腫瘍学研究への注目増､フローサイトメトリワークフローでAIプラットフォームの組込増とフローサイトメトリソフトウエアの進歩､HIV-AIDS&ガンの高発生率と広がり､新しいアプリケーション特化フローサイトメトリ製品の販売｡

ビードベースフローサイトメトリセグメントが､予測期間に最高CAGRで成長する見込
　技術ベースでは､世界市場は､細胞ベースとビードベースフローサイトメトリに分かれている｡ビードベースフローサイトメトリセグメントは､予測期間に最高成長が見込まれている｡この技術は､他のセルベース分析に対して様々な手順的利点がある｡例えば､複数の分析物の検出能力(多重性)、高い再現性､安定性､およびスピード｡

試薬と消耗品が2019年のフローサイトメトリ市場では最大シェア
　市場は､製品とサービスベースでは､試薬と消耗品､計測器､サービス､ソフトウエアおよび備品に分けられている｡試薬と消耗品セグメントは､2019年､フローサイトメトリ世界市場で最大シェアとなる見込である｡高品質アプリケーション特化試薬やアセイの開発と商用化､エンドユーザからの継続的なフローサイトメトリ試薬の要求(フローサイトメトリベースの研究活動が増えているため)などが､今後の試薬と消耗品市場の成長を後押しすると予測されている｡

北米が2019年フローサイトメトリ市場で優位
　地理的には、市場は北米､ヨーロッパ､APAC､ラテンアメリカ､中東&アフリカに分けられている｡北米が､2019年､世界市場では最大シェアとなる見込｡有利なビジネス環境､継続的に増える研究活動数､北米の製薬&バイオテクノロジー企業による創薬計画の数が増加していること､また主要プレイヤの力強いプレゼンスが､北米フローサイトメトリ業の成長を推進する要素｡