November, 19, 2019, Puchheim--SCANLAB GmbHは、新しい積層造形スキャンヘッドを発表した。SCANLABは、数10の3Dプリンティング専門技術をfiberSYSに投入している。分野への新規参入者でも、このAll-in-Oneソリューションを使って迅速かつ容易に高効率レーザシステムやスケーラブルな機械設計を実現できるようにするためである。そのコンパクトなスキャンシステムは、インテグレータにとっては装置組み立て時間を、ユーザには製造工程時間を最適化する。
3Dプリンティング分野は、多年、マルチヘッド装置を利用してきている。特に大面積のワークピースの生産性は、マルチスキャンシステムとハイオーバーラップ画像フィールドの組み合わせで大幅増強が可能。その新システムは、重要な関係を念頭に開発された。外部寸法とビーム出力箇所は、隣接スキャナ間の最大オーバーラップを容易にするように最適化されている。
約30年の経験をもつSCANLABは、積層造形向けレーザビーム位置決めでは名高い専門技術者である。このアプリケーションノウハウは、新しいfiber SYSにターンキーソリューションとして適用されている。これにより装置構築が大幅に簡素化される。機械の構築者は、レーザプロセスだけに完全集中すればよい。工具のオプトメカニカル設計の複雑さに悩まされることはない。
新しいスキャンシステムは、RTCボードによる制御、マルチkWシングルモードファイバレーザの偏位に対して設定されている。封止された防塵スキャンヘッドの特徴は、レーザとの直接接続用ファイバアダプタ、プロセスモニタリングインタフェースである。デジタルエンコーダ付き超低ドリフトガルバノは、最新世代サーボエレクトロニクスにより調整される。システムは、最適設計ミラーと組み合わせて、比類のないイメージング品質と高ダイナミック性能を提供。集積Z軸による、そのプリフォーカス設定は、Fθ対物なしでスキンヘッドの利用を可能にするので、熱ドリフトが低減される。
金属ベース積層造形スキャンソリューションは、2020年Q2に受注開始となる。SCANLABは、マルチスキャンヘッドの最適利用設計推奨を出す予定であるが、これは顧客の特殊要件に柔軟に適用可能なオープン、なモジュラーシステムプラットフォームとなる。
(詳細は、https://www.scanlab.de/ja)