May, 8, 2014, Aptos--エレクトロニキャスト(ElectroniCast Consultants)は、放送/TV、映画、ビデオ撮影、写真におけるLED照明のアメリカでの市場予測を発表した。
レポートによると、防爆性照明フィクスチャで使用されるLEDベースのランプの世界市場は2013年に3805万ドルだったが、これは2020年には8028万ドルに成長する。この調査の市場予測データは年毎の消費額であり、累積データではない。
LED照明の消費額は、この今回の市場調査がカバーするアプリケーションで増加中である。特に、放送/TVや映画分野では年に2桁成長となっている。ビデオ撮影やプロの写真業分野は、相対的に成長率は低い。これは、LEDがすでに普及して積極的に利用されているためであり、特にカメラに取り付けた小型照明ユニットの普及度は高い。
映画分野でのLEDベース光源の利用は、主にその柔軟性から、照明効果、セット照明要求が成長の原動力になっている。単一光源は極めて多様な色を生み出す。また、技術の進歩によりコストとパフォーマンスが継続的に改善されていることで、LED照明フィクスチャ市場はニッチオンリーから一般利用ソリューションに押し上げられている。
スタジオやセットでの照明利用に直接関係するもう1つの利点は消費電力が少ないこと。これは、LEDのエネルギー消費が少ないためであり、LED照明から出る熱は無視できる程度であるのでエアコンの利用も抑制できる。
ElectroniCastの推定では、今年の消費額では、大型のLED照明の市場シェアが大きい(52%)。小型のデバイスの平均販売価格(ASP)は、大型フィクスチャに比べると大幅に低い。
「数量では、予測期間を通じて小型ユニットが大きな市場シェアを維持する。しかし、小型デバイスのASPは大型ユニットに比べて相対的に低いので、金額ベースでは市場シェアは小さい」と同社社長、主席アナリスト、Stephen Montgomery氏は説明している。