May, 7, 2019, 徳島県阿南市--日亜化学工業株式会社は、深紫外(Deep UV)領域におけるピーク波長280nm LEDの新製品 (型番:NCSU334A) を、2019年4月から量産開始した。
新製品は、従来の樹脂硬化等の用途に留まらず、小型化、長寿命などのLEDの特徴を生かし、水の浄水、空気の除菌等、新たなUV-LED市場を生みだすものと期待されている。また、将来は、環境的に問題な水銀ランプの完全なる置き換えに貢献する。
新製品の特長
従来のUV-C LED (200-280nm) はUV-A LED (365-405nm) と比べて、結晶成長が難しく、寿命が短い課題があった。日亜は、UV-A LEDで長年培ってきた独自の結晶成長技術により、世界最高品質の高出力、長寿命UV-C LEDの開発に成功した。新製品は、従来のUVランプの寿命に対し、大幅な寿命の向上を実現している。また、この製品は、Deep UV用に新たに開発した気密パッケージを採用することで、外部環境の影響を受けにくく、さまざまな過酷な環境でも使用可能な信頼性の高い製品となっている。
(詳細は、https://www.nichia.co.jp)