February, 21, 2019, 韓国--韓国のソウル半導体(Seoul Semiconductor Co., Ltd.)は、特許侵害の疑いがあるエバーライト社(Everlight Electronics Co., Ltd)のLEDを流通させていたマウザー社(Mouser Electronics、Inc.)が、日本での訴訟の判決前に当該製品を販売しないことに合意したことで、同社にエバーライト社製品の販売を中止させることができたと発表した。
ソウル半導体は2018年に日本の東京地方裁判所にマウザー社が販売するエバーライト社製LED 製品に対して特許侵害訴訟を提起すると同時に、当該製品の販売禁止を申請した。マウザー社は判決が出る前に自ら販売を中止することに合意し、これによりソウル半導体は訴訟を取り下げた。
今回の訴訟の核心的な特許は光抽出に関する技術である。LEDチップ内部に光源を反射する構造を組み込んで、光を効率的に抽出することによってLEDの性能を向上させる重要な技術である。LEDは光の発散能力によって製品性能が決まるため、光源抽出の革新的な技術が製品の優劣を左右する。
ソウル半導体は当該特許に関連するエピ(Epi)、チップ(Chip)、パッケージ(PKG)、モジュール(Module)に対する知的財産権もすでに保有している。現在、室内空間、自動車、携帯電話などで使用されている消費電力1ワット未満のミッドパワーLED製品に汎用的に使われている。
ソウル半導体は、ドイツでもエバーライト社製LED製品の販売禁止を引き出した事例がある。ドイツのデュッセルドルフ裁判所で台湾のエバーライト社製LED 製品を販売する流通業者を相手に提起した特許侵害訴訟で、2018年12月に勝訴し、エバーライト社製品の販売禁止と、2012年7月13日以降に販売された全製品の回収を命じる判決を受けた。
ソウル半導体照明事業部のナム・ギボム副社長は「特許が尊重される公正な競争文化創出のために、メーカーや販売業者が特許侵害の疑いのある製品を販売しないように、積極的な法的措置を取っていきます」と述べ、「今後もお客様がソウル半導体の製品を安心して使用できるように、私たちの基本技術を守るために力を尽します」と語った。