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量子ドットを使ってフルカラーmicroLEDピクセルを87%縮小

January, 11, 2019, Plymouth--Plessey Semiconductorsと Nanoco Technologiesは、提携を発表し、Nanoco のカドミウムフリー量子ドット(CFQD)半導体ナノ粒子技術を使ってモノリシックmicroLEDディスプレイのピクセルサイズを縮小する。
 既存のモノリシックプロセスを使い、Plesseyは、Nanoco CFQD量子ドットを青色LEDウエハの選択領域に組込み、赤と緑の光を追加する。これは、最小の実用的なピクセルサイズを、今日の30µmから4µmへ、87%縮小することになる。同プロセスにより、より小さく、より高い解像度のmicroLEDディスプレイが、AR/VRデバイス、時計、モバイルデバイスなどのアプリケーションで可能になる。同時に、演色とエネルギー効率が向上する。
 30µm以上のピクセルでは、現在、色変換は蛍光体を青色ダイに加えることで行っている。しかし、最小蛍光体粒子は30µm程度であるので、色変換効率は、ピクセルサイズの縮小にともない、悪化する。Nanoco のCFQD量子ドット技術は、この限界を克服し、同時に効率的なコンパクトデバイスパッケージングを容易にする。
 「量子ドットは、今日の新しいディスプレイ要件へのベストソリューションである。狭帯域発光ナノサイズエミッタは、PlesseyのmicroLEDディスプレイロードマップとなる。ディスプレイは、2019年までにピクセルは、4µmサイズになるからである」とPlessey社長/ビジネス開発、Mike Leeは話している。
 すべての他のディスプレイ技術と比較して、microLEDは、高輝度、小サイズ、明るく、エネルギー効率が一段と優れている。また、可動寿命も長い。microLEDは、例えばAR/VRゴーグル、HUDsでOLEDに取って代わる。PlesseyのmicroLEDは解像度を10倍にし、コントラスト比は100倍、輝度は1000倍にする。しかも、消費電力は半分であるので、ポータブル機器のバッテリ寿命は2倍になる。特徴として、完全ブラック、現実的な色、バーンイン、時間的減衰への耐性がある。
(詳細は、http://www.plesseysemiconductors.com/)