August, 3, 2018, Taipei--LEDinsideのレポート「自動車HUDトレンドに適用されるマイクロプロジェクション技術」によると、ヘッドアップディスプレイ(HUD)に使用されるLEDの数は2023年に推定で3億個に達する見込である。
HUDは、ディスプレイスクリーンのタイプにより、CHUD(コンバイナHUD)、WHUD(ウインドシールドHUD)に分類できる。CHUDのディスプレイスクリーンは、インスツルメントパネル上に置いた透明なエポキシガラスで、これは通常、イメージング条件に従って特別に処理されている。ガラスは、ガラスの両面からの反射によって生ずるゴーストを避けるために、一般に楔形になっていている。また、効果的にコストを制御し、ディスプレイ効果を改善するためでもある。しかし、インスツルメントパネル上にCHUDを置くと、車が衝突したときにドライバーに二次障害の可能性があり、安全の問題が生ずる。
WHUDは、ディスプレイスクリーンとしてウインドシールドを直接利用する。これは、ディスプレイを一層インテリアデザインに組み込むことになる。しかし、ウインドシールドは一般に、曲面ガラスでできているので、WHUDは、ウインドシールドのサイズと曲面に従い、非球面リフレクタで構成される必要がある。このため、WHUDのコストは高くなる。
現在、HUDディスプレイの光学的、機械的デザインは、その普及率に従い、4タイプに分かれる。DLP、LCD、LCOS、レーザスキャンである。それらの中で、DLP、LCDとLCOSが、LEDアプリケーションで主に使われている。
コンシューマは安全性意識が高くなっているので、HUDの普及が進んできた。さらに、外部搭載HUDの価格低下が、HUDの採用を引き上げている。
とは言え、自動車メーカーは自律運転技術を開発しており、将来的には、道路状況に注意を払い、運転中に決定を下すの車のドライバーだけではない。従って、HUDのアプリケーションは、自動運転車が市場に入り始めると、減少すると見られている。
(詳細は、www.ledinside.com)