May, 1, 2018, Chicago--ボーイングは、金属ベースの積層造形(AM)、積層エンジニアリングを専門にしているカリフォルニア州エルセグンドの企業、Morf3Dへの投資を発表した。Morf3Dの技術により、航空宇宙向けにより軽量で強力な3Dプリント部品が可能になる。
Morf3Dは2015年設立以来、ボーイングの人工衛星やヘリコプタ向けに3Dプリントチタンおよびアルミニウム部品を製造してきた。今回の投資により、Morf3Dはボーイングと協力して製造工程やエンジニアリング機能をさらに開発する。
「標準的な航空宇宙コンポーネント向けAMプロセスを開発することは両社にとってメリットがある。また、両社ともこの変革技術の価値を開放することができる」とボーイング商用航空機製造VPジェネラルマネージャ、ボーイングAMリーダー、Kim Smithはコメントしている。
Morf3Dの冶金専門技術は、新たな一連のAM設計ルールを利用して、その技術を促進し、商用利用に向けて3Dプリンティング能力の進歩を早める。同社は、エンジニアリング専門技術を統合した最先端のソフトウエアを利用し、物量を大幅に減らし、製造される部品の性能と機能を高める。
Morf3DのCEO、Ivan Maderaは、「今回の投資により当社は、エンジニアリングスタッフを増やし、EOS M400-4 DMLSシステムの技術フットプリントを拡張し、当社の航空宇宙顧客の増え続ける要求に貢献できるようになる」と話している。
Boeing HorizonX Venturesは、今回のシリーズA資金調達を共同で主導した。
(詳細は、www.boeing.com)