February, 19, 2018, Chicago--ガスセンシングソリューション(GSS)は、シカゴで開催されたAHR Expo 2018でローパワーCozIR LPセンサを紹介した。同社は、LEDベースCO2センサのスペシャリスト。
CozIR LPは、非常に低消費電力のCO2センサで、一般的なNDIR(Non-Dispersive InfraRed) CO2センサよりも50倍低消費電力。これは、今日入手可能な最小パワーのNDIR CO2センサである。
この世界最先端の消費電力と拡張寿命により、同製品は、可搬、ウエアラブル、電源内蔵アプリケーションなど、電池駆動のシステムに最適である。これには、スマートホームやスマートシティなど、IoTアプリケーションも含まれる。
高さ8㎜以下で、この微小、計量CO2センサは、ガスモニタリングや検出システムに簡単に組み込め、消費電力はわずか3mWである。
センサは、低濃度CO2環境向けに設計されており、0-2000ppm, 0-5000ppm および 0-1%の計測範囲である。
CozIRは、GSS独自の特許LED技術プラットフォームと光学設計で作製されている。クラス最高の消費電力、寿命、耐久性を可能にしているのは、この固体技術である。
GSSの多重特許LED技術は、光がサンプルガスを透過する時にCO2分子によってどの程度の光が吸収されるかをセンシングすることでCO2の存在をモニタする、つまり非分散赤外線吸収(NDIR)である。CO2は、4.2~4.4µmの間が吸収域であり、吸収される光量が、どの程度CO2が存在するかを示す。一般的なCO2センサは、加熱フィラメントを使ってIR域の波長を生成する。これは、非常にエネルギー効率が悪い。光をフィルタリングして、必要な波長だけを残さなければならないからである。それは、また多くの廃熱を出す。それに対して、GSSは世界初の商用、中赤外LEDsを開発した。これは、4.2~4.4µmで発光するように特に調整されている。このため、これらLEDsは非常にエネルギー効率がよく、したがって読み取りに必要なエネルギーが少なくなる。
(詳細は、www.gassensing.co.uk)