November, 28, 2017, 東京--NEDOプロジェクト「高輝度・高効率次世代レーザー技術開発」の実施者である東京大学は、産学官連携で光ものづくり協創を推進する「TACMI(Technological Approaches toward Cool laser Manufacturing with Intelligence)コンソーシアム」を10月30日に設立した。NEDOプロジェクトの実施者23法人が参画するとともに、広く新規会員を募る予定。NEDOはこのコンソーシアムと連携して、次世代レーザ加工技術の実証を積み重ねる。
将来のものづくり現場は、IoTの進展による多種多様な工程管理がデジタル化することや人工知能の導入などにより、省人化・無人化が進むと考えられる。デジタル制御をしやすいレーザ加工技術は今後も製造ラインの中心となるポテンシャルがあると考えられるが、従来のレーザ加工技術には、加工速度、仕上がり品質、省電力化などに課題がある。NEDOはこれらの課題を克服した次世代レーザ加工技術を開発するとともに、世界に先駆けてものづくり現場へ普及させることを目指して、「高輝度・高効率次世代レーザ技術開発」(2016~2020年度)を推進している。
<団体概要>
・設立:2017年10月30日
・所在地:東京大学光量子科学連携研究機構 (東京都文京区本郷7-3-1)
・代表世話人:小林洋平(東京大学物性研究所 准教授)
・代表機関:東京大学
<主な活動内容>
・光ものづくりに関連する光源、材料、加工など多くの知見を集結し、IoT時代に対応した新たな光ものづくりの仕組みを産学官連携で創り上げていくことを目的に以下の内容を行う予定。
1.加工プラットフォームの運営
2.研究会やシンポジウムなどの開催
3.それらを通じた協調領域の形成
(詳細は、www.nedo.go.jp)