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高輝度LEDチップ生産額、2018-2022年に年率2-5%成長

October, 16, 2017, Taipei--ディジタイムズリサーチ(Digitimes Research)の推定によると、2017年高輝度LEDチップの世界的生産額は、131億7900万ドルで、年率2.8%成長。2018-2022年の間に、生産額は年に2-5%成長する見込みである。
 自動車およびディスプレイアプリケーションは、2018-2022年に生産額がそれぞれ13-15%、8-11%成長、照明は、LED照明普及が飽和に近づくので、10%以下の成長とディジタイムズリサーチは見ている。TVs、ノートブック、モニタおよびタブレットのバックライティングアプリケーションの世界的生産額は、2018-2022年にわずかに下降を続ける。また、ハンドセット向けバックライティングアプリケーションは、スマートフォンむけにAMOLEDパネルの採用が進むので、わずかに下降する。
 LEDチップメーカーは、赤外(IR)および紫外(UV) LEDチップやミニLEDを開発しており、さらにマイクロLEDの開発を行っている。IR LEDチップは生体認証(指紋、顔と虹彩認証)、ADASおよびIoTセンシングで広く利用されている。UV-A(320-400nm) LEDチップは産業およびネイルキュアリングに利用されている。UV-B(290-320nm) は皮膚の医療ケア、UV-C(240-290nm) は水や大気の浄化に使用される。
 ミニLEDチップは微細ピクセルピッチディスプレイ、自動車ディスプレイ、ハイコントラストディスプレイへの採用が始まったが、マイクロLEDは、まだ技術的なボトルネックがあるので、商用アプリケーションは2018年までは登場しない可能性がある。