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Osram、VR/ARヘッドセットの視線追跡システム用最小側方監視IR LED

June, 9, 2017, Regensburg--オスラム(Osram Opto Semiconductors)は、現状で最小の側方監視赤外LEDを発売する。新しいSFH 4055は、可視域LEDで広く利用されている、実績豊富なFireflyプラットフォームをベースにしている。新しいエミッタは、波長850nm、最初のターゲットは、増感現実(AR)および仮想現実(VR)の視線追跡システム。
 視線追跡システムは、多数のIR LEDを使ってユーザーの目を照射し、反射戻り光をカメラセンサで捉える。これにより、システムはユーザーの瞳の位置を計算し、ユーザーがどの方向を見ているか算出する。この技術をVRあるいはARヘッドセットに組み込むには、アイピース周辺のメガネにはまるほどの極めてコンパクトな赤外LEDを必要とする。新しいFireflyはフットプリントわずか1.0×0.325×0.55㎜であり、アイピース周りのメガネにはまる。LEDは、低背0.325㎜のサイドルッカー。
 視線追跡は、VRとARアプリケーションの全く新しい高度に直観的な相互作用方式をサポートしており、ユーザーは眼差しを向けることでソフトウエアプログラムを制御できる。例えば、ARメガネは、ユーザーが選択した対象物に特別に関連する情報を表示できる。
 VRシステムには、さらに利点が加わる。視線追跡を利用して、必要なコンピューティングパワー量を減らせる。ユーザーに現実的な経験を提供するために、極めて迅速な画像処理の必要性を考慮すると、これは役に立つ機能である。画像レンダリングは、多くの処理とグラフィックスパワーを使うコンピュータを必要とする。視線追跡により、これらのシステムは、視線においては高解像度画像処理に注力することができるが、周辺は低解像度のままにしておくことができる。
 オスラムの赤外トランスミッタ、レーザ、フォトディテクタはすでにVRやARソリューションで使用されている。同社初の赤外Fireflyは、急成長するこの市場で新たな利用例をサポートすることができる。
 SFH 4055は主として、並外れてコンパクトな赤外トランスミッタを必要とするアプリケーションを狙っている。例えば、光学タッチスクリーンは、非常に低背の側面発光赤外LEDを利用して、指の位置検出のために使用される赤外光グリッドを作る。
(詳細は、www.osram.com)