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3D金属プリンティング市場、2025年には28億6000万ドル

May, 23, 2017, San Francisco--グラドビューリサーチ(Grand View Research)のレポートによると、世界の3D金属プリンティング市場は、2025年までに28億6000万ドルに達する見込みである。金属は、世界的に最速成長3Dプリンティング材料である。医療や歯科応用からの需要増と相俟ってアプリケーション展望が高いためである。
 製品のローコストと量産を容易にするために、市場は、技術と材料の両面で進歩してきた。これにより、広範なアプリケーションで設計が柔軟になり、製品製造も容易になる。
 GEを含む多くの企業が、航空宇宙部品の開発に金属3Dプリンティングを利用してきた。2016年12月、Sigma Labsがハネウエルアエロスペースと新規契約を締結。DARPAが、Open Manufacturing (OM)プログラムのフェーズⅢの完成のために同社を選定した。目的は、スピード、コスト、再現性を含む金属3Dプリンティングプロセスに関わる障害低減である。

調査結果の要点
・粉末セグメントが、2016-2025年の期間にCAGR 30%を超える成長が見込まれている。これは、金属プリンタ領域における大きな技術進歩によるものである。
・航空宇宙&防衛分野が2015年の業界で優位を占め、シェアは35%。今後も大きく成長する見込みである。軍用機、航空エンジン、商用飛行機、複雑な兵器システム、量産兵器、軍需物資コンポーネントにアプリケーション展開が見込めるためである。
・医療分野は、2015年の販売額シェアは30%超。これは医療プラント、医療機器、クラウン&ブリッジ、モデルキャスティング、土台を含む手術用機器でその技術の利用が増加するためである。
・チタンは2016-2025年に急成長する。優れた機械的特性、製造精度、また航空宇宙&防衛および医療産業で製品の早期採用が進むためである。
・APAC地域が2016-2025年にCAGR 30%を超える高成長が見込まれている。これは、中国、日本、韓国で急速な産業開発、政府の支援策、高いR&D投資が見込まれているためである。
・新製品開発は、世界的地位を強化するために業界のプレイヤが採用する主要な戦略の1つである。