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中国産業用レーザ市場、2021年に20%超

May, 1, 2017, Beijin--ResearchInChinaによると、2016年、世界の産業用レーザ市場は前年比10.2%増、31億6000万ドル、中国市場は前年比11.7%成長で約5億6000万ドルとなり、世界市場で約17.7%のシェアだった。産業用レーザ技術の継続的な開発により、中国は世界市場に占めるシェアを堅調に拡大し、2021年にはシェアは20%を超えると予測されている。

2015年にM&Aと再編が続いた。
産業用レーザ市場で競争が激しくなり、中国国内外の企業が、M&Aや再編を通じて市場競争力を強化した。中国市場では、市場シェアを拡大するためにChutian Laserが2016年3月にUnity Laserに統合された。Han’s Laserが、2016年11月にカナダの特殊ファイバ会社、CorActive High-Tech Incを買収し上流のファイバレーザ原材料産業に拡大した。国際市場では、コヒレント(Coherent)が、2016年10月にロフィン(Rofin)を買収してハイエンド製品市場シェアを一段と拡大した。

レーザディスプレイ市場の急展開
2016年世界のマイクロ加工市場が50%を超える成長率、需要も35%程度で拡大した。これはレーザTVやミニレーザプロジェクタでレーザマイクロ加工市場においてエキシマレーザ需要が増加したためである。

中国がファイバレーザ技術の障壁で連続的ブレイクスルー
2013年10kWレーザファイバの開発成功により、輸入製品の価格が、単価RMB500万から、RMB300万程度に低下。2016年には、12kWファイバレーザ、20kWファイバレーザが連続して登場し、このため関連製品の輸入価格がさらに落ち込んだ。

EUVによる極紫外レーザ開発の強化
現在、EUV技術は量産とアプリケーション拡大の方向に進んでおり、極紫外レーザ装置の生産性と販売が持続的に向上している。これによりEUV極紫外レーザを発注し始めた半導体企業が増加している。

市場構造では、世界の産業用レーザ市場は、TRUMPFとIPGが優勢であり、両社合わせて2016年のシェアは50%を超えている。コヒレントは、ロフィン買収により市場シェアが約10%に上昇した。中国では、Han’s Laserが産業用レーザ市場のリーダーであり、中国におけるシェアは45%を超えているが、世界市場では5%に満たない。

セグメントごとでは、レーザの開発は主に半導体レーザ、ファイバレーザ、ディスクレーザが焦点。将来的には超高速レーザも急成長する市場セグメントになり、世界市場規模は2015年の4億5000万ドルから、CAGR 22.2%成長で2021年には15億ドル程度に達する見込みである。これは産業用レーザの平均成長率よりも高成長。
(詳細は、www.researchinchina.com)