April, 24, 2017, London--Frost & Sullivanの「グローバルLED照明市場(2017アップデート)」によると、LED照明市場は、2016年に世界の照明のほぼ60%を占め、473億300万ドルに達した。これは前年比18.1%の成長。
調査結果の要点
・住宅用LED照明市場は、今年は前年比16.7%成長の見込み。
・IoT対応LED照明は、コネクティッドビルとそのサービスの成長を急発展させる
・LED照明は、2020年には全照明市場の80%を占め、市場規模800億ドルと予想される。2025年までにはLEDは世界の照明市場の98%を占める見込み。
・インド、APAC、ラテンアメリカとアフリカが最高成長率を記録し始めた。
・住宅、屋外、小売用が現在は貢献度は最高だが、オフィス、産業用、サービス産業が将来の成長分野と見なされている。
・OLED照明が固体照明技術として人気が出てきている。広い範囲で暖色を発光でき、快適な色調を出せるので、照明産業にはフォームファクタの向上となる。
「light-as-a-service (Laas)のようなIoTが促進する新技術が、コネクティッド照明や生活の到来を告げ、より優れたエネルギー管理、融資やリースなどの新しいサービスやビジネスモデルを可能にする。その一方で、新しいビジネスモデル、APACからの新規参入プレイヤーの流入が今後の市場を細分化する」と調査アナリスト、Sabnam Gafoor氏は分析している。
さらに同氏は、「発展するエコシステムで競争力維持し、それとの関わりを維持するためにLEDプレイヤーは、より大きなウエハサイズを採用することで製造効率改善を探り、統合制御機器によってインテリジェント照明を利用し、デバイスの寿命のためにアクティブおよびパッシブ冷却技術を導入し、高価な基板材料を安価な代替品に置き換えなければならない」とも指摘している。
(詳細は、www.frost.com)