January, 11, 2017, London--IHS Markitの調査によると、スマートライティングとコネクティッド照明制御市場は、2015年に60億ドル規模だったが、2020年までに2倍以上に市場規模が拡大すると予測されている。
IoT(Internet of Things)は、商用および屋外、街路灯アプリケーションの重要な成長因である。住宅用スマートライティング市場は、スマートホームの拡大に伴い普及が進みつつある。住宅用スマートライティング市場は、2015年に推定10億ドル規模だった。
スマートライティングとコネクティッド照明コントロールの世界市場は、2015年に60億ドルだったが、2020年までに市場規模は2倍以上に拡大するとIHS Markitは予測している。スマートライティング市場拡大の原動力となるのはIoT。これは、照明企業がLED照明への移行の先を見ており、IoTに照明が持つ独自の位置を利用しようと考えているからである。
スマートライティング市場は、3つのアプリケーション分野で大きく特徴づけられている。商用、住宅用および屋外と街路照明である。IoTは、商用、住宅用と、屋外および街路照明アプリケーションにとって重要要素である。照明会社が照明システムを利用してIoTネットワークの「バックボーン」としての機能を担おうと考えているからである。照明システムが、ビルや街で電力を供給され、至る所にあるなら、この点で固有の利点を持っている。
「固体照明(SSL)へのトレンドは十分に確立されているので、業界はスマートに制御可能な照明という形で、成長機会に注力している。IoTは、このアジェンダの最上位にあり、照明会社が一段と広いトレンドで、重要プレイヤとして自社を位置づけるためのユニークなポジションを示すものである」とIHS Markitの照明とLED市場アナリスト、Paul Bremner氏は分析している。
AppleのHomeKit、GoogleのNest、SamsungのSmartThings、AmazonのAlexaなど幅広いスマートホーム製品ととともに住宅用スマートライティング市場は、普及が進んでいる。住宅用スマートライティング市場は推定で、2015年の市場規模は10億ドル。住宅用スマートライティング市場は、予測ではスマートライティングの最高成長分野の1つとなり、2015-2020年の期間にCAGR 30.5%で成長し、2020年には40億ドルを超える。
「住宅市場は、屋外および街路照明アプリケーションとともに最高成長率が見込める。住宅市場の重要な成長要因の1つは、スマートホームシステムという関連分野の成長である。これによりコンシューマは、スマートフォン、音声コマンドとの組み合わせで家中の様々な機器を制御することができる」とBremner氏は話している。
(詳細は、technology.ihs.com)