November, 21, 2016, Taipei--Digitimes Researchによると、2017年にTVバックライトに使用されるLEDチップの世界的数量は、わずかに増加する。Ultra HD、HDR、量子ドットモデルでの利用が増えるものの、ダイレクトタイプのバックライト、OLEDおよびフリップチップLEDバックライトの普及が利用を押し下げるからである。
増加は主にUltra HD TVからのものとなる。そのようなモデルは、同年に出荷される全LCD TVの36.5%を占める見込みであり(前年比11.6%ポイント増)、Ultra HD TVは、フルHDTVよりも30~50%多くのLEDチップを使用するからである。
HDRと量子ドットTV、2017年の出荷シェアはそれぞれ5%足らずであるので、増加への寄与はわずかである。ただし、LEDチップの利用数は多い。
ダイレクトタイプLEDバックライトTVは、2017年のLEDチップの利用では大幅減となる見込みである。これらは、全LEDバックライトの64%を構成する(残りの36%がエッジタイプ)。加えて、フリップチップLEDデバイスの普及もTVバックライトにおけるチップの利用を減らす。
最後に、OLED TVのLEDバックライトへの影響は小さい。そのようなTVは出荷のわずか0.72%を占めるにすぎないからである。