September, 7, 2016, Toronto--TechNavioリサーチの予測によると、LED照明バラスト(安定器)世界市場は、2020年に3億5400万ユニットを超える。
エネルギー効率のよいソリューションに対する要求増が、この市場の成長の背景にある基本的な原動力である。LEDは、従来の白熱電球と比べると電力消費をより効果的に制限する。エネルギー効率の良い照明を提供するだけでなく、LED電球は白熱電球よりはるかに耐久性が高く、数千時間に達する。さらに、柔軟なLED技術により、節約を強化する効果的な照明コントロールが可能になる。2015年、APACは、市場シェアの50%超を占め、世界のLED照明バラスト市場で優勢になっている。予測される商用分野からのLED照明需要の増加が、予測期間においてAPACでLED照明バラスト市場のさらなる成長を後押しすると見られている。
TechNavioリサーチのハードウエア&半導体、主席アナリスト、Sunil Kumar Singh氏は、「インテリジェンス内蔵の電子バラストは、現在市場で成功を収めつつある。そうした統合により照明システムは、変化する空間ニーズに適応することができる。バラストは、低電圧バスでネットワーク化されており、これによりバラストは、オートシャットオフ、昼光収集、需要反応、個別調光制御など、様々な機能を実行することができる。LEDがセンサや制御を統合するにつれて、LEDバラストに対する需要は、特に屋外や産業用アプリケーションで急速に増加している」とコメントしている。
エネルギー効率認定プログラムの導入がLED照明バラストの需要を促進している。複数のエネルギー効率プログラムが導入され、エネルギー効率のよい照明の普及を後押ししている。そのプログラムの中には、ENERGY STARプログラム、DesignLights Consortium(DLC)、Lighting Design Lab認定がある。エネルギー効率のよい照明ソリューションに対する政府の規制が始まり、これがENERGY STAR認定製品の普及増に寄与している。そのような認定は、製品に一定のガイドラインを制定している。照明製品が、そのラベルを利用できるために満たさなければならない色品質、寿命、エネルギー効率、光出力などが最小レベル要件となる。
(詳細は、www.technavio.com)