照明用LEDドライバ市場、2022年に249億ドル

May, 2, 2016, Magarpatta--マーケッツ&マーケッツ(MarketsandMarkets)は、「照明用LEDドライバ市場-2022年までの予測」を発表した。
　世界市場は、予測期間にCAGR 26.3%で成長して、2022年には249億8000万ドルに達する見込みである。一般照明アプリケーションにおける省エネに対する関心の高まりからLED照明需要が伸びており、それが市場成長の原動力になると見られている。
　住宅用照明が、照明エンドユーザアプリケーションでLEDドライバ市場を牽引すると見られている。エネルギー消費改善のために家庭でLED照明需要が増加しており、それが住宅部門の照明用LEDドライバ市場の成長要因となっている。屋外&交通は、LEDの早期導入部門の1つである。投資の割には膨大な電力節約をもたらしている。屋外&交通照明には、道路照明、街灯、ハイウエイ照明、トンネル照明などが含まれる。インドや中国など新興経済によるエネルギー効率への関心の高まりが屋外&交通照明向けLEDドライバ市場の成長要因になっている。

一体型LEDモジュール用LEDドライバ市場が予測期間で高成長の見込み。一体型LEDモジュールは、LEDドライバを集積したシングルまたは一連のLED光源を持つ。一体型LEDモジュールは、予めLEDドライバが組み込まれていてインストールが容易であることから最もエネルギー効率がよい照明モードとして普及しつつある。LED照明システムの新規導入のほとんどがLEDモジュールベースとなっている。LEDモジュールは、住宅、商用、屋外&交通照明をカバーする幅広い領域で使うことができる。LED照明システムとする理由は、従来の白熱電球よりも食品の日持ちがよいからであり、また長期的には非常にコスト効果が優れているからである。
　予測期間を通じてAPAC地域が最高成長率と予測されている。APAC市場は、インドや中国などの非常に人口の多い新興経済地域での普及が進むため、2016-2022年の間に最高CAGRで成長する。これらの国々の政府や規制団体が、温室効果ガス排出削減、全般的な光熱費削減のためにLED採用を促進している。