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IEC 62320-1 ed2.0:無線AIS 基地局の性能要求ほか

 IEC 62320-1 ed2.0 が発行された。この規格の表題は「海洋航海及び無線通信機器並びにシステム-自動識別システム(AIS) -第1 部: AIS 基地局-最小限の操作及び性能要求事項、試験方法並びに要求される試験結果」である。IEC 62320-1 IEC:2015(E)は、IMO Resolution MSC.74 (69)のAnnex 3, Universal AIS によって採用された性能標準と互換性があり、常時使える最小限の要求事項と性能要求事項、AIS 基地局に対する試験方法と必要な試験結果を規定している。またrecommendation ITU-R M.1371and IALA Recommendation A-124 に記載されている非海上輸送、固定局AIS 機器の技術特性を盛り込んでいる。適用できる場合は、ITU 無線通信規則も考慮される。適用が可能ならば、他の関連するIEC 国際規格と既存の国家規格を考慮する。この標準は、AIS 基地局に適用できる。陸上のAIS データ表示の仕様は記載されていない。この第2版は、2007年に発行された第1版と、その修正票1:2008 を廃止して差し替える。第2版は技術的改訂で構成されている。この版は、前の版に対して以下の重要な技術的な変更を含む。
– Recommendation ITU R M.1371 5に含まれる技術特性の採用
– BCE、BCF、CAB文書は、BCG、BCL、RSTに差し替え
– comment blocksはTAG blocksに差し替え
– Message 26の予定された放送を追加
– Message 27 controlを追加
– 送信機の混変調減衰はITUと整合
– 12.5 kHzチャンネル動作を除去
– Message 24A、Message 25、Message 26の送信を追加
– VSIブロックとTAGブロックが可能な90 %チャンネル負荷試験を追加
 詳細はIECのウェブへ。(2015/01/21)