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CISPR 11 第6版-ISM 機器のEMI 限度値と測定法

CISPR 11 第6.0 版(2015 年版) が発行された。
 規格の表題は「工業用, 科学用及び医療用機器- 無線周波妨害特性- 限度値および測定方法」である。CISPR11:2015 は、前の版と比較して技術的内容の全ての変更を示した赤線バージョンCISPR 11:2015 RLV とともに利用可能である。また周波数範囲0 Hz ~400 GHz で動作する産業用・科学用・医療用機器、そして局所的に無線周波数エネルギーを発生および/ または使用するよう設計された家庭用および類似機器に適用する。
 この規格は周波数範囲9 kHz ~ 400 GHzの無線周波数(RF) 妨害に関係したエミッション要求をカバーする。第6項で限度値が指定されている周波数範囲のみ測定が必要である。ITU 無線規則(内容は3.13項参照)で定義が記述されているISMRF 用途に対し、この規格は周波数範囲9kHz ~ 18GHz で無線周波数妨害に関連したエミッション要求をカバーしている。ISM RF 照明機器およびITU 無線規則により定義されるISM 周波数帯で動作するUV 照射器の要求事項がこの規格に含まれている。他のCISPR 製品規格および製品群規格のエミッション規格でカバーされた機器は、この規格の適用範囲から除外される。
 この第6版は、2009年発行の第5版および2010年発行の修正票1を廃止し、差し替わる。技術的な改定で構成されており、電力電子機器、システム、設置機器について要素ごとの型式試験の導入を認めるものである。放射限度値は電力の伝達方向に関わりなく低電圧(LV) のAC電力ポートおよびDC電力ポートに適用する。いくつかの限度値は、試験サイトで見つかる実地試験条件に適していた。例えば電源や充電目的などのワイヤレス電力伝送(WPT)を行う電力用ISM RF 機器にも適用できる。周波数範囲1 GHz ~18 GHz の限度値は、今ではCW タイプ妨害および類似の変動妨害に均一で技術的かつ中立な方法で適用する。こういった測定には、従来のログAV 方法と新しいAPD 方法の2つの方法が使える。
 この規格はIEC ガイド107 「電磁的両立性- 電磁的両立性の規格書作成のためのガイド」(2014) に従って、製品群EMC 規格のステータスを有している。
 詳細はIECのウェブへ。(2015/06/09)