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光ファイバを使ってデータを隠す「TimeCloak」技術

米国インディアナ州のパデュー大学(Perdue University) のエンジニアチームがレーザー光の中にメッセージを隠す「TimeCloak」の開発に成功した。この技術は「一時的クローキング(temporal cloaking)」と呼ばれ、データを隠すのにレーザーと光ファイバを使う。
 これは、光周波数の要素を分解してフォトンのスピードを遅くすることで、フォトンによって光密度が低下した際にできた隙間にメッセージやデータを入れるという技術である。データやメッセージは移動してフォトンとともにクロークのもう一端に到る。「デバイスは、異なる2つの周波数を持つレーザーに基づく2つのコミュニケーションチャンネルで作動する。周波数の1つはノーマルで、そこではTime Cloak はおこなわれない。両方のチャンネルからの光は同じ長さの光ファイバに下がっていき、クロークされたチャンネルを知っている誰かがタップインするとデータがあるチャンネルへアクセスすることができる。この方法により、内情に通じた人は隠されたデータにアクセスできるが、通信を邪魔する侵入者は撃退することができる」という。この発見はセキュリティ用途で有用で、将来のデータ送信を改善できると見込まれている。
 詳細はPhys.orgのウェブへ。(2014/12/11)